2018-05-22 第196回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
その運動のリーダーであった室原知幸さんはこのように言っております。公共事業は、法にかない、理にかない、そして情にかなわなければならないと。まさしく、私はこれは至言だと思います。
その運動のリーダーであった室原知幸さんはこのように言っております。公共事業は、法にかない、理にかない、そして情にかなわなければならないと。まさしく、私はこれは至言だと思います。
それは、これはもう旧建設省でも有名な話になっておりますけれども、昭和三十年代に九州の筑後川上流に当時の建設省が建設した下筌・松原ダムの強制収用に反対して、すべてを犠牲にしながら十三年間にわたって反対闘争を繰り広げられた、いわゆる蜂之巣城の主人公であった故室原知幸さんの言葉でございます。
実は下筌、松原ダムは私も当初から関係してまいりましたが、初めは非常に室原知幸さんも賛成の意向を示した。ひとつできるだけ御協力したいというお話で調査を進めてまいりました。ところが事務所長が途中でかわりまして、そこで態度が急に変わった。いま沖繩開発庁に行っている野島君がかわって参りました。その段階で室原さんの態度が変わってまいりました。
○諫山委員 これはあなたの説明が誤っているのか、西日本新聞がうそを書いたのかどちらかということになりますから、いずれ私のほうでも調査したいと思いますが、下筌ダムが建設される当時、下筌ダムの周辺にこういう事態が起こるのではないかということがいろいろ室原知幸さん側と国側との間で論争され、科学者もこの論争に参加したということを覚えておられますか。
○諫山委員 私は、室原知幸さんの代理弁護士として裁判闘争に参加したからよくわかるんですが、室原さんは、これは特殊な地質のところだからこういう問題が起こるぞということを警告し、その立場から反対しました。ところが政府側としては、絶対にこういう問題は起こらないといって突っぱねたということを覚えていますか。
○諫山委員 そうすると、ダムを建設する建設省側と、地域住民の代表である室原知幸さんとで意見が対立したわけですが、いま考えてみると、どちらが正しかったでしょうか。
それからもう一点は、いまの土地収用委員会の裁決につきまして、いろいろ裁決無効である、そういうような問題は事実出ておりまして、室原知幸さんからも、おいごさんの是賢さんからも、同じような主張が出、弁護士さんの方からも、そういうような問題が公的に出ておりますが、これは私ども、土地収用委員会の裁決の執行上の問題と別に、そういう問題については、御意見があるならば裁判所に訴えて、それによって裁決するということでございまして
これは室原知幸氏などもそういう点をよく調査しておりますが、そういうような点で、ただ建設省がこれをきめたから、これに協力しろ、大体こういう書類を受け付けるんだから、最初からダムが必要なんだなんということは、この一例をもってしても、脆弱であり、その調査が足らない。九電のためにはここが一番いいんだから、ここにダムをつくろう、そうして洪水調節ダムと言っておる。
○坂本分科員 今の問題は東京地方裁判所に事業認定無効確認の訴えが出ておりまして、検察側からも六、七人、室原知幸氏ら、いわゆる反対側からも六、七人の鑑定人が指名されて、ぼつぼつ鑑定書も出ておるのですから、そこで判明すると思いますので、その内容にまで入ってどうこう言うつもりはありません。いずれ裁判の結論が出るでしょうから、そう考えておるわけです。
国家資本を利用しての電力会社のダムの建設であるから、こういうようなものには、われわれの先祖伝来の田地並びに宅地すべてを水没するから、その犠性に供することはできない、これが反対の強いところでありまして、ことに熊本県側の約百戸は、室原知幸氏を中心としまして反対をいたしておるわけであります。
○参考人(室原知幸君) そのくらいになりましょう。
先般の委員会における下筌、松原両ダム建設工事問題に関する参考人の意見聴取、並びに、本件の調査について、延期となっておりました下筌ダム関係の調査につきましては、あらためて熊本県知事寺本広作君、九州地方建設局長上の土実君、地元代表室原知幸君、同じく穴井隆雄君、以上四君を参考人として、来たる三月二十五日午後一時当委員会に招致の上、調査を継続することにいたしたいと思いますが、さよう決することに御異議ございませんか
反対派の室原知幸さんの話を聞くと、官僚のやり方がまずい、いかないのだ。やり方がいかないのは、この被害者の補償その他の問題について全然自信が持てない。だから反対をして、もし法律上やってくるならば、法律上明らかにして、そうしてその上でやらなければならぬ——私はこの考えの方が合理的じゃないかと思うわけなんです。ですから、三月の末までには、私は話し合いの場は持てないのではないかと思う。
これに基づいてこの室原知幸ほか四百七名が連名をもって十六項目にわたる意見を出してきたわけです。そしてこの意見に対しては、ないしは質問にわたる分もあるでしょうけれども、かくかくに答えたいと思っておるというようなことが言われておったわけです。
先刻の委員長及び理事打合会におきまして、下筌、松原町ダム建設工事紛糾問題に関しまして、当時者並びに関係者を参考人として招致の上、調査するを適当とするとの申し合せをみたのでありますが、本件の調査について、熊本県知事寺本広作君、福岡県知事鵜崎多一君、大分県知事木下郁君、九州地方建設局長上ノ土実君、地元代表として室原知幸君同じく穴井隆雄君、同じく中津江町村長、以上七名の方を参考人として三月八日午前十博松原関係
そこで、調査しますと、本年の二月四日に国から室原知幸、穴井隆雄あてに妨害排除の仮申請書が出ております。これに対しまして、室原、穴井、そのほかに、この指定の中には末松豊の地所があるわけです。